6月の終わり。梅雨の晴れ間。「山手線北部を旅しよう」は、駒込・田端駅間を汗をかきかき歩きました。いやー、暑かった。当企画の最大定員6名でにぎやかにスタートです。
※掲載の写真は、当日ご参加の皆様からもご提供いただいています
駒込・田端は、下町と山手の両方を取り合わせたような、人情味を感じる穏やかな住宅地です。駒込駅は、北区、豊島区、文京区の起点になるような形で存在しています。現在の田端駅近辺には、かつて芥川龍之介が大正3年から昭和2年に亡くなるまで居住していました。その他にも、多くの文士や芸術家達が集まり、いわゆる文士村が形成されていた地域でもあります。以前訪れた目白駅近辺に存在していた目白文化村とも合わせ見ると、 #山手線北部 は、文化芸術人に愛されていた閑静な住宅地が多く、創作にふさわしい地域といえるでしょう。アニメ映画「天気の子」の聖地とされているシーンにもこの地域が多々登場します。
さて撮影会ですが、駅改札集合の後、とびこみで入ったタイ料理店でランチ&ミーティングから始まりです。ゆるっとおしゃべりしながら始まるのがこの企画のよいところ。写真撮影会初めての方もいらして、自己紹介かねがねご飯を食べながらコミュニケーションを取りました。お店のBGM(カラオケメニュー)が〝40~60年代向け〟とかなっていて、ドンピシャ世代の我々(笑)
ランチの後は、昔懐かしい雰囲気が残る #しもふり銀座商店街 で集合時間と場所を決め、香ばしく、懐かしい昭和の風情と出会いながら、自由に散策タイム。地元の「スターフルーツ 駒込店」さんは、東南アジアのような八百屋さんと言われてました(笑)とにかく、お野菜もフルーツもお安いんです!みんなの家計を支えています。(スイカ1カット298円でした)
再集合し、移動。線路沿いを歩きながら #第二中里踏切 へ。山手線唯一の踏切「第二中里踏切」は、2029年に線路を渡る陸橋ができる計画が決まっていて、この踏切は廃止となります。間近に山手線をみられるのもあと数年です。 (※令和11年まで)踏切だけでなく、山手線の中でも珍しいのは、大きく空が開けていることもその一つ。踏切がなくなることで、景色も変わってしまうのではないかと思いました。西日に向かって撮影すると、ちょっとロマンティックな雰囲気になる素敵な場所です。やっぱりアニメっぽいかな?
踏切を越えて田端駅まで住宅地を抜けて歩く道すがら見つけた、金属が反射した「輪の光」を、皆で同じものを撮ってみよう!という突然の企画も起こり、しばし撮影。その場でもくもくっとアイデアやチャレンジがうまれちゃう楽しい会です。おお、どれも違う印象ですね。スナップ写真の面白さです。
そして、ここはぜひ訪れておきたい。という場所が、「電車の見える(絶景)カフェ NORTH LIGHT」さん。住居の一角をカフェとして営業されていることから、大人数では入れませんが、窓からの眺めをぜひ見ていただきたい!ということで初参加メンバーに体験していただきました。※お子様連れのお客様も多いため、撮影メインで訪れるのはNGです。ちなみに、常連メンバーと私はファミレスで一休憩。涼を取ります。
休憩後は最後の撮影ポイント、高台にある田端駅周辺へ。田端駅の絶壁はその昔、海と大地の境界であったなごりです。東京の下町と言われる場所はほぼ海の中に位置します。右手にスカイツリーも良く見えます。
田端駅南口は無人改札(山手線なのに!)。昔懐かしい駅舎の雰囲気があるのもかなり珍しい光景です。改札を出ると真っ直ぐにのびる坂は、#天気の子 で有名になりました。街並みと鉄道を一緒に眺められるスポットではちょうど西陽が射すタイミング。空梅雨で枯れぎみの #紫陽花 や #新幹線 が薄く橙色に染められて、これまたロマンティックです。
ランチタイムから夕刻にかけてのゆっくり歩くフォト散歩。「この場所とっても気に入ったのでまた来ます」「東京でも知らないところってたくさんあるんだ」「久しぶりに撮影で歩いたけど楽しかった」と、暑い一日でしたが、今回も皆さんに楽しんでいただけたようで何よりです。オレンジ色の光に照らされて、この日も無事に終了。ご参加の皆様ありがとうございました。 #山手線北部を旅しよう は、食べる、遊ぶ、学ぶが目的の写真散策。どなたでも、どんなカメラでも参加できます。
インスタグラム @photoplus_5 でも告知いたしますので、お見逃しなく。
次回は、池袋編 ver2 を予定しています!お楽しみに。
<駒込駅・田端駅立ち寄りスポット>
・しもふり銀座商店街
・中里第二踏切
・電車の見えるカフェ NORTH LIGHT
・田端駅南口
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