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PhotoPlusこばやしかをる

【リポート】3日間のフォトイベント「まだ、旅の途中」

更新日:2023年1月28日


終わってから早一週間が経とうとしています。

3日間の短い会期、お忙しいところお出かけいただきました皆様、イベントにご参加いただいた皆様大変にありがとうございました。終わって安堵するのも束の間、すでに日常を取り戻し、やはりイベントを開催した3日間は旅だったと感じています。


写真展なのか何なのかわからない。と言われましたが、それでOKです。

展示も見てもらいたいし、おいしいものを食べながら、お茶しながら話がしたい。

こんなことを感じて旅してると伝えたい。

この場でいろんな人たちが交わっていったらいいな。


―そんなことを思って企画しました。 今やりたいことをやる。そう決めていました。


去年の10月、ベトナム料理とスイーツを提供してくれた、15年来の友人Kyokoさんを訪ねて行ったのが今回の会場となったchaabeeさん。

この空間に「3年前のあの(ホーチミンのスナップ)写真たちが似合う」と、直感で感じ、イベントの開催を決め、すぐに実現にすることができたのも、Kyokoさんとchaabeeさんのご厚意があってこそ。

何よりも、“写真ギャラリーではできないことがしたい”という思いがカタチになり、皆さんの笑顔に触れながら楽しい時間を過ごせました。心より感謝いたします。


初日のトークイベント こちら

この企画がなければ交流することがなかった、我が家のとても近所にお店を構えている高野ひろしさん。育った場所もほぼ同じで、奥様がわたしと同じ名前ということも不思議な縁です。

高野さんのトークは“ガチな散歩家”を感じさせました。ご本人曰く、散歩中毒というのも納得できる日々の中での「なんでも収集家」。ハンコ(スタンプラリー)、お菓子の袋、チケット、などなど、スライドの中ではご自身の地元で発見する「大塚遺産」なるものを紹介してくださり、散歩(毎日の旅)に出るときは何か一つ目的をもって歩くことのススメを教えてくださいました。“気になるモノは何でも撮っておく”写真と同じですね。

また、文章を書くことについては、伝える目的の違いやペンギンオブジェ銀の輔というフィルターを通したお話しもなるほど納得でした。


高野さんは大のパン好きだそう。雑誌「散歩の達人」にも登場していますのでチェックしてみてくださいね。


二日目の午前中は、アジアごはん料理人Kyokoさんのベトナムスイーツを食べながら楽しむ、旅スタイルを紹介しました。同じベトナムを旅した私たちの目的の違いや、行く先々で目にするもの、出合うもの、そして過ごし方。こちら

たくさんの写真をご覧いただき、参加者のみなさんとスイーツを食べながら、トークを交えながらのおだやかな時間。共に過ごした皆さんがまた旅に行きたくなってしまったほど、かつての旅や、この3年間眠っていた旅への思いをかきたてる。そんな時間になりました。

写真を共有するってこういうことなのではないかな。SNSだけでは伝えきれない楽しさを実感いただけたと思います。

スイーツ美味しかったなぁ。ベトナムコーヒーもこのイベントのために用意してくれました。カボチャのココナッツミルク煮と豆腐のチェーショウガシロップがけ。冬の寒さにしみる味!ごちそうさま。


三日目は、「もんなかTrip GR」撮影会

リコーイメージングさんよりカメラのお貸出しをいただき、また、ご自身のカメラをお持ちの方には数日前に発表されたファームウェアでアップデートされた「ネガフィルム調」をカメラに追加し、楽しんでいただきました。今回ご参加の皆さんはほぼGR初心者なのですが、レクチャーしていても呑み込みの早さに驚き。


この日は一緒に撮り歩くことをせず、「はじめての街へ一人旅に出る」をテーマに3枚で街の印象を伝えることにしました。初めてのカメラ、はじめての街。知らないことだらけで不安もありますが、旅ではそれも当然と言えば当然で。ガイドブックにはない発見と、個々の視点が明確になってそれぞれの作品にとてもよい刺激を受けた講評会でした。

同じカメラなのに見ているものが違うこと以外にも、ご自身で感じた印象の違いが色に現れていて素敵な写真ばかり。撮影された作品は、インスタグラムやツイッターで以下のハッシュタグ検索にて作品がご覧いただけます。

この講評会の合間には、Kyokoさんお手製のベトナム料理のランチセットを提供いただき、「こうしておかずを少しずつ食べられるのもうれしい♪」と皆さんからも喜びの声が。もちろん、お味も確かです。おいしかったー!ごちそうさま。


しかし、何といってもこのイベントでは、“初めまして”の皆さんが自然と仲良くなっていく姿に喜びと感動をひしひしと感じていた私。何物にもかえがたい幸せな時間を皆さんからいただきました。

お越しいただいた皆さん、心より感謝申し上げます💛仲良しバンザイ!平和の根源。 (皆、ほんとは知り合いなんでしょ。と思うほどです)


さて、肝心の写真展の様子も撮影し忘れてしまうほど、バタバタの日々でしたが、さすが写真好きの皆さん、撮影してくださりありがとうございます!


モノクローム作品「Like a Trip」

デジタルプリントなのですが、暗室で乾燥しているように演出してみました。「まるで海外のワンシーン」「東京じゃないみたい」と、感想がいただけてよかった。2018年頃、外国人だらけだった東京。コロナ禍をへて、街が大きく変化した東京で同じ光景を見られるのにはもう少し時間がかかりそうです。


3年前に展示した作品「Ấn tượng Hồ Chí Minh」(アン・トゥオン・ホーチミン)

ほんとに、この時のラボのプリントの仕上がりは見事で、何度でも見せたいくらい美しいです。自慢の作品といっていいほど。フレームもこのためにオーダーメイドしたので、それだけに費用もかかりましたが、かけがえのない作品になりました。次にお披露目できるのはいつになるでしょう。

ご覧いただきありがとうございました。


“なんかよくわからない”ことが、お互いの幸せの時間になっていれば最高の結果だと思っています。

会場をお貸出しいただいたchaabeeさん、大変お世話になりました。

また楽しい企画をご一緒できる日を楽しみにしてます。


Cảm ơn nhiều(カム オン ニュウ)/ありがとうございました



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